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ドライフラワーが完全に乾いたことを確認する方法ドライフラワー作り

ドライフラワーが完全に乾いたことを確認する方法について解説します。

完全に乾いていないドライフラワーは危険?

ドライフラワーを使った作品、どんどん新しいものが生み出され、その種類も様々ですよね。

今日は、作品の種類とドライフラワーの乾燥状態の関係について書いてみたいと思います。

というのも、ドライフラワーの乾燥状態によっては、作品の質が下がってしまうこともあるからです。


半乾きのドライフラワーを使ってはいけない作品


では、どんな作品を作る際に気をつけなければならないのでしょうか。

作品例としては主に、

  1. ハーバリウム
  2. レジン作品
  3. ガラスドームやクリアケース、ボックスなどの(半)密閉作品

などが挙げられます。


ハーバリウムやレジン、密封作品は、湿気に弱いドライフラワーを閉じ込めることで湿気を含む空気を遮断し、中のドライフラワーを長持ちさせることを目的としています。


それなのに、もし完全に乾ききっていないお花を閉じ込めてしまったら…


そのお花に含まれている水分は逃げ場を失い、やがて作品の中でカビたり腐ったり変色したりしてしまいます。


半乾きかどうかの見分け方

このように、半乾きのドライフラワーを使ってしまうと、作品がお客様の手に渡って間もないうちにカビや腐敗といった不具合が起こってしまいます。

これは全くの不良品ですので、しっかりと気をつけた方が良いですね。


お花は一番薄い花びらから乾くことが多いので、花びらの乾きを見て「乾いてる」と判断してしまいがち。。
でも、実は内側にはまだまだたくさんの水分が残っていたり…
ということが多いんです。


では、手元にあるドライフラワーが半乾きであるかどうか、どうやって確認したら良いでしょうか。


方法としてはいくつかあります。


バラ、ラナンキュラス、チューリップなど


バラの場合は、お花の付け根の部分が一番乾きにくいことが多いです。
そのため、乾燥できているかどうかを確かめるにはこの部分の乾き具合を確認すると良いでしょう。

バラの付け根の部分を指の爪でぎゅっと押してみます。
乾燥が不十分なときはここがふわっと柔らかく、完全に乾いている場合はカチカチに硬くなっています。


カーネーション


カーネーションはガクが大きく乾きにくいお花です。

特に中に大きな子房と呼ばれる部位があり、中心まで完全に乾かすには時間がかかります。


もし大きめの蕾がついていれば、そちらを割ってみて確かめるとロスが少なくなるかと思います。


その他のお花


その他、乾いているか見分けのつきにくいお花も多いです。
この場合はお花が複数あればそのうちの一つを崩してみるのも一つの方法です。
もったいなければ、念のため1〜2週間ほど余分に乾かすことをおすすめします。

シリカゲルは市販品よりも粒の細かい「フラワーシリカ・プロ」がおすすめ!

ドライフラワー用のシリカゲルに埋めて作るドライフラワーについても同様です。
大きめのお花をシリカゲルに入れる場合、ただお花を埋めるだけでは内側に水分が残りがち。

そんな時はお花の奥の奥まで入り込んで素早く乾燥させてくれる「フラワーシリカ・プロ」がおすすめです。

フラワーシリカ・プロには、このような利点があります。

  • 埋没材と乾燥剤の2つの役割を果たすためそれらを別々に揃える必要がない。
  • 粒子が細かいため花びらの隙間などに入り込み、乾燥不良を起こしにくい。
  • 粒子が細かいため植物を傷つけにくい。
  • 圧力を均等にかけられるため植物の表面に凹凸が生じにくく、縮みにくい。
  • 消化吸収されないため、誤って食べてしまったとしても中毒を起こすことがなく安全である。
  • 加熱すると再生でき、ゴミとして廃棄してもやがて土に還るケイ素のため環境にやさしい。

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